ここは、株式会社トミーウォーカーのシルバーレインで活動しているキャラ『桐嶋夜雲』のブログです。
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その日、玲人から唐突に告げられた言葉は、夜雲にとって青天の霹靂であった。
「夜雲…お前、進路は考えているのか?」
「へ?」
そんな事は、考えるまでもない事だったからである。
「夜雲…お前、進路は考えているのか?」
「へ?」
そんな事は、考えるまでもない事だったからである。
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彼女は焦っていた。
汗一つかかず、髪の毛の一筋も乱さず、表情筋すら動かさずとも。
非常に、焦っていたのである。
何故かといえば。
探し人が、見つからないのだ。
汗一つかかず、髪の毛の一筋も乱さず、表情筋すら動かさずとも。
非常に、焦っていたのである。
何故かといえば。
探し人が、見つからないのだ。
お互いに、酷く、驚いていた。
「君…刃物を抜き身で持ち歩いては、危ないでしょう」
声をかけた多祇も、かけられた夜雲も、驚きのあまりそれきり硬直してしまっているくらいである。
桐嶋家の広大な日本庭園。
抜き身の小太刀を片手に庭をうろついていた夜雲を、見咎めた多祇が声をかけたのだった。
「君…刃物を抜き身で持ち歩いては、危ないでしょう」
声をかけた多祇も、かけられた夜雲も、驚きのあまりそれきり硬直してしまっているくらいである。
桐嶋家の広大な日本庭園。
抜き身の小太刀を片手に庭をうろついていた夜雲を、見咎めた多祇が声をかけたのだった。
風の気持ち良い、晴れた日の午後だった。
高校という組織に入って二年目の春。
今だに教室という場に慣れない夜雲が、屋上にてサボりを決め込んでいた所へ、彼 ―― 宮瀬玻璃はするりと入り込んできた。
高校という組織に入って二年目の春。
今だに教室という場に慣れない夜雲が、屋上にてサボりを決め込んでいた所へ、彼 ―― 宮瀬玻璃はするりと入り込んできた。